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妊娠と片頭痛

女性に起こりやすい片頭痛(へんずつう)の特徴と症状、妊娠したら気をつけてほしいことを説明。片頭痛は女性ホルモンが関係しているので女性に多く、音やにおいに過敏になるのでストレスがたまります。

片頭痛の特徴

片頭痛(へんずつう)はこめかみから目にかけて、片側だけが突然痛む頭痛です。女性ホルモンと関わっているので、女性におこりやすい頭痛です。痛みは数時間で治まることもあれば、数日間続くこともありストレス原因になります。

片頭痛が悪化するとバスや電車に乗ったり、人ごみに出かけることが苦痛になるので仕事を休んだり、人と会うことができなくなるケースもあります。

片頭痛が慢性化すると、脳の興奮状態が続いて脳過敏症候群(のうかびんしょうこうぐん)になり、目まいや耳鳴りに悩まされることもあるので「たかが頭痛」と我慢していると悪化することが心配です。

片頭痛の原因

片頭痛にはセロニトンという脳内物質の分泌量が影響しています。自律神経をコントロールできるセロニトンが増えたり減ったりすることで、脳の血管も拡張したり収縮して対応します。すると血管の周囲の三叉神経(さんさしんけい)が影響をうけて刺激されて痛みを感じるようになります。

妊娠との関連性ではエストロゲンとセロトニンという女性ホルモンが片頭痛と関係しています。エストロゲンは排卵や月経で量が減少します。この急なホルモン変化にセロトニンも連動して片頭痛をひきおこします。

排卵や月経が停止する妊娠中はエストロゲンの増減が目立たないので、片頭痛も減少します。出産後にまた排卵がはじまると片頭痛も復活してしまうケースが多いようです。特に20~40代は痛みがピークに達しやすく、妊娠や子育て中に片頭痛が続くと疲労が増します。

片頭痛の症状

片頭痛が起きると、こめかみから目にかけて痛みが続きます。イライラしてストレスがたまり、痛みから不眠や疲労が目立ちます。症状が強く出ると頭痛だけではなく、吐き気やだるさを訴える人もいます。

片頭痛は数時間で治まれば軽いほうで、数日間痛みが続くこともあります。

避けてほしいこと

片頭痛は視覚、聴覚、嗅覚が敏感に反応することで不快感が悪化する頭痛です。テレビの音や流れている音楽の音量が大きいことが脳を刺激します。暗いところで大音量でみる映画館、大音量と光の強い映像を流すコンサートも片頭痛を誘発することがあります。

本人が気にならないけれど周囲が気になるのは、洗剤や洗濯用柔軟剤の香りです。最近は香りが長持ちする柔軟剤が増えているので多量に使うと片頭痛を誘発します。香水もエレベーターや職場、バスや電車など個室のような場所でにおいが強いと片頭痛のきっかけになります。

多くの人に身近なスマートフォンやパソコンの光も脳を刺激するので、長時間使用で頭痛が起きやすくなります。特にブルーライトは私たちがみる光の中でも強い刺激を与えます。画面の光が明るすぎないように調節して、ブルーライトをカットする保護シールや眼鏡も活用してください。

片頭痛の応急処置

片頭痛は血管が拡張して痛みを発生します。急な片頭痛には、こめかみから目のあたりを冷やすことで血管を収縮させます。冷やすだけで落ち着くこともあれば、しばらくすると再び痛みが出ることもあります。

片頭痛の患部を冷やすのは応急処置です。冷やすだけで片頭痛が完治しないのも辛いところです。痛みが治まるまでは、締め付けない衣服でリラックスして、静かな場所で休んでください。ピアスなど顔周りのアクセサリーも気になるようなら外しましょう。

妊娠中の片頭痛

妊娠によって女性ホルモンが変化する妊娠初期は、頭痛に悩みやすい時期です。気をつけたいのは妊娠前から服用している頭痛薬が妊娠に与える影響です。

妊娠初期の赤ちゃんはお腹の中で細胞を形成して成長していますが、どの器官も未発達で外部からの刺激には非常に弱い存在です。そのため、大人からみると「軽い頭痛薬」であっても赤ちゃんにとっては劇薬とおなじような影響を与えることもあるのです。

もしも妊娠が判明してから片頭痛があらわれたら、妊娠中であることを伝えたうえで医師に相談してください。薬も医師から処方されるものだけを服用してください。

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