2007/8/15
産後うつ病とマタニティーブルー
*参考ページ読売新聞
皆さんは産後うつ病という言葉をご存知でしょうか?
出産後に訳もなく涙が出たり不安になったり、あるいはイライラしたりと自分の感情をうまくコントロールできないことがあります。こういう状態を「産後うつ」とか「マタニティーブルー」と呼んでいますが、しかし実際はこの2つの言葉には大きな違いがあるのです。
通常マタニティーブルー(マタニティブルーズ)と呼ばれている症状は出産後の軽症の産後鬱のことで、短期間で消滅することが特徴です。出産女性の約20〜30%の人がマタニティーブルーに陥ると言われていて、早い人では産後2〜3日目からその症状が出始めます。
マタニティーブルーは「経産婦」よりも子育ての経験がない「初産婦」のほうがなりやすく、今後の育児への現実、ママとしての生活を前に不安が増大することが1つの原因と考えられています。
妊娠〜出産というホルモンバランスの変化によって、カラダと感情が追いつけていない状態とも言われています。いずれにせよ大抵の場合はマタニティーブルーは病気とは扱われずに治療も行なわれません。そして短期間のうちにその症状が消失して、自然に治癒するのです。
しかしマタニティーブルーの症状がより重度になってしまい、治療が必要なほど悪化してしまうことを「産後うつ病」と呼んでいます。産後うつ病は自然に治癒することが珍しく、自分ではその症状にすら気づかないことがあります。
産後うつ病になると自分では何をしていいか分からなくなり、「助けて」とSOSを出すことすら出来ないことがあります。うつ病は知られている以上に発生率が高い病気で、一生にうつ病を経験する人は10人に1人以上いるとの報告もあります。
もしあなたが次にあげるチェックリストのうち症状が5つ以上あり、それに加えてその症状が2週間以上も継続していたら「産後うつ病」の可能性が高くなります。(出産直後の人の対象項目です)
- ほとんど1日中憂鬱だ
- 何に対しても興味や喜びがない
- 極端に体重が減った、あるいは増えた
- 眠れない、いくら眠っても足りない
- 気持ちが焦っている、イライラする
- いつも疲れている、やる気がない
- 「価値のない人間」と自分を責められた
- 集中できない、どうすればいいか分からない
- 生きていても仕方がないと感じる
*参考/はじめて出会う育児の百科
産後うつ病「私も仲間」
8/15日に産後うつ病のことが読売新聞で取り上げられていました。当サイトでもトピックス作成のため調べてみたところ、インターネットを通じて産後うつ病を支援するサークル交流が少しずつではありますが広がってきているようです。
産後うつ病の何より辛いことは「その理解が少ないこと」だと感じます。「たくさんの人が悩んでいる」「いざというときに交流サークルがある」と考えるだけでも、気持ちが楽になることがあります。
全国の精神保健福祉センター/当サイトの役立つリンクから
【主な自助グループのホームページなど】(読売新聞から)
◆「ママブルー支援研究会」(http://www.mama-blue.net/)、フリーダイヤル0120・202・784(水曜の10〜16時)、ファクス024・554・6020(月〜金曜の10〜17時)
◆鈴木友美さんのブログ「産後うつと戦う」(http://blog.goo.ne.jp/triste1)
◆「のんびりママの会」の問い合わせは、日野市立子ども家庭支援センター(042・589・1260)へ。
◆「エール」(http://yellmama.lolipop.jp/)
産後うつ病
産後数週から数か月で表れるうつ病。国内外の研究によると、出産した女性の10〜15%が発症する。出産前後のホルモン分泌の激変や、心身の疲労、ストレスなどが原因とされる。「気分が落ち込む」など通常のうつ病と同じ症状のほか、育児に対して過度の心配や恐怖を抱いたり、子どもに愛情がわかないと自分を責めたりすることもある。産後数日で発症し、自然に治る「マタニティー・ブルーズ」とは区別されている。(引用箇所)
