妊婦の睡眠時間

妊娠中は昼間に必ず眠くなったかと思えば、夜は足がむくんだり、お腹が張って眠れないこともあり不規則な睡眠になりがちです。

妊娠中の睡眠時間はとても大切です。睡眠不足は誰にでも体調不良を引き起こすきっかけになりますが、妊婦は特に疲労しやすいので、睡眠をしっかりとらないと貧血やふらつきによる転倒でお腹の赤ちゃんを危険にさらしてしまいます。

睡眠不足の妊婦

妊婦が睡眠不足になる原因は1つではありません。以下の項目を自分と照らし合わせて、無理をしていないか確認してみましょう。

・仕事や通勤による疲労が蓄積されて睡眠不足になる。
・つわりで横になると辛く、なかなかゆっくり眠れない。
・お腹の張り、足のむくみによる浅い睡眠。
・妊娠、出産に対する不安で眠れない。

疲労からくる睡眠不足

疲労からくる睡眠不足

睡眠不足の妊婦が多い原因の1つは仕事による忙しさです。妊娠したからとすぐに退職する女性よりも、勤務時間を考慮して出産まで働く女性が増えたことが背景にあります。

仕事の疲れは、妊娠前よりも解消しにくくなります。特につわりや体調不良が重なると、だるい気分になるので通勤も疲れます。

妊娠中とはいっても仕事をしている以上は疲れたらすぐに休憩や仮眠をとれるとは限りません。蓄積される前に、こまめな休憩をとることがベストです。

こまめに休憩をとれなかったり、通勤で疲れが溜まると仕事中に強い眠気に襲われたり、疲労による足のむくみ、お腹の張りが心配です。立ちくらみや貧血も、睡眠不足が影響します。

妊娠中は、妊娠前の体よりも疲れやすいと自覚することが大切です。いつもなら少しの仮眠で回復できた体力が、妊娠中は仮眠時間をもっと必要だと感じるようになります。

妊婦が仕事をしていて睡眠不足に陥るのは、休憩時間や睡眠時間を多くとらないことが影響しています。疲れたと感じたら無理せず、早めに休憩を考えることが大切です。

つわりによる睡眠不足

妊娠初期はつわりによる体調の変化で、睡眠不足になることがあります。特に妊娠初期は、妊娠によって生活や仕事環境も変わります。時間を調節したり、周囲に気を遣うので精神的にも疲労が溜まりやすい時期です。

つわりになると、食欲が減退したり、お腹が減ってもご飯の臭いが気になってしまうなど、人それぞれの症状が続きます。

今まで好きだった食べものも食べられなくなったり、飲み物を限定したりと食が細くなる妊婦さんは、こまめに少量ずつ食事をすると睡眠も浅くなりがちです。

つわりによる不快症状で長時間横になることが多くなると、昼間休みすぎて夜は目が覚めてしまうケースも考えられます。これは昼間休めることが大前提ですが、そうもいかない日があると昼夜のリズムが崩れてしまいがちです。

妊娠初期のつわりに慣れてくれば自分の良いように調節できますが、計画的に行動できない妊婦さんも多いようです。優先的に睡眠時間を確保することも考えましょう。

張りや浮腫による睡眠不足

妊娠中はお腹が急に張ったり、足がむくんで思うように行動できないことがあります。特に日中忙しく疲れが溜まった状態で眠ろうとすると、夜中にお腹が張ったり、足がむくんで目を覚ますことがあります。

お腹の張りは人それぞれで、臨月まで頻繁にお腹が張る妊婦さんもいれば、お腹のはりはあるものの滅多に気にならない妊婦さんもいます。

足のむくみやすい人は、疲れが溜まると夜中に足がつることがあります。「こむら返り」と言って、太ももの筋肉がギュッと強く掴まれたように硬くなります。

こむら返りは目を覚ますほどの変化なので、治まるまで眠れません。こむら返りを防ぐためには、足のむくみをその日のうちに解消することです。マッサージや足浴、足を高い場所に置いて血行を良くすると一時的でもむくみが軽減します。

足のむくみは浮腫(ふしゅ)と言って、足の筋肉を指で押した時に戻りが遅い症状があります。筋肉を指で押して、すぐにへこみが戻らない時は足がむくみがちな時です。妊娠中は浮腫が出やすいので、マッサージや足浴の他に適度なウォーキングで予防します。

精神的不安による睡眠不足

睡眠

妊娠が判明して出産するまでの間に、これからの変化に不安を感じることがあります。特に赤ちゃんを大切に思うほど、出産に対する不安は尽きません。

妊娠するとママ自身の体が勝手に変化していきます。自分の体が変わっていくことに不安を感じたり、つわりなど予測できない症状にストレスを感じます。

妊婦の体の変化に対して前向きに、その場その場で周囲に協力が得られることで不安が解消するケースもありますが、真面目にこなそうと頑張るあまり余計に疲れたり、不安が消えないケースもありますが珍しいことではありません。

精神的な不安はつわりが解消したり、赤ちゃんが元気に成長していることを実感することで解消できることもあれば、ママ自身の考え方が変わって出産に臨むことで解消する場合もあります。

妊娠中の精神的不安の原因は人それぞれなので、解消法も決まってはいませんが睡眠時間が足りない時は日中にゆっくりできる時間を作ったり、自分をいたわったスケジュールを組んでみましょう。

周囲に相談したり、気分転換に何かを始めることも効果的です。なかなか寝付けない時は、ウォーキングや運動で適度に体を動かすことで深い眠りにつきやすくすることも1つの手段です。

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