妊娠生活 基礎知識

妊娠中の体重管理

妊娠中に増やす体重の目安は日本産婦人科学会ではやせている人は10~12キロ、標準体重の人は7~10キロ、太めの人は5~7キロとしています。

BMI(ボディ・マス・インデックス)

標準体重の測り方

身長(m)×身長(m)×22

BMIの測り方

体重(kg)÷(身長(m)×身長(m))

   
BMI数値評価
20未満やせぎみ
20~24未満普通
24以上太りすぎ

体重増加の1週の目安は200~300グラムです。また妊娠初期、中期、後期にわけると胎盤が完成するまでの妊娠初期は2キロ未満、安定期の中期には5キロ程度、そして妊娠合併症が心配される後期にあまり増やさずに3キロ程度にとどめます。(標準体重の人)

妊娠中のたばこ

喫煙が胎児に及ぼす最も大きな影響は出生時の低体重です。喫煙量が多いほど新生児の体重が少なくなる傾向があり、出産時の胎児の体重が非喫煙者と比べると170g~250g少なくなります。

これによって未熟児出生のリスクは非喫煙者に比べると2倍程度に増え、知能や発達の遅れ・また発育にも影響します。 これは喫煙によって母体の血管が細くなってしまうため、胎児に十分な栄養や酸素が届かなったからです。

妊娠中のお酒

たまに1杯くらいのお酒を飲むことは問題がありませんが、習慣的な飲酒は赤ちゃんに影響をもたらします。

アルコールは血液を通って赤ちゃんに入り込み、発育、知能障害などや低体重児、死産などのリスクを増やします。

ママが飲むたびに赤ちゃんも飲んでいることになり、しかも赤ちゃんはアルコールを排出するのにママの2倍の時間がかかります。

妊娠中のカフェイン

カフェインは胎盤を通して赤ちゃんの血液にも入っていきますが、1日に2~3杯までなら危険はないとされています。

カフェインは心臓や肝臓、腎臓などに負担をかける他に、利尿作用があり大切な影響を排出してしまいます。また多くのカフェインには砂糖や人工甘味料が大量に使われていますので、取り過ぎには注意が必要です。

トキソプラズマ症

トキソプラズマという原虫がペットに寄生していることがあり、妊娠中に感染すると赤ちゃんに影響がある場合があります。

しかしペットと毎日暮らしてきたのなら、すでにトキソプラズマ症の病原体に対する「抗体」が出来ていることがほとんどです。

実際にはトキソプラズマ症が赤ちゃんに及ぼす重い先天性の赤ちゃんは、1万人に1人と言われています。

スポーツを続けたい

たくさんのスポーツがありますが、すべてに言える事は「無理をしない範囲内で」ということです。自分の妊娠の経過が順調で、普段からやってきたスポーツなら続けても構わないでしょう。

逆に体調が悪いときや、今まで試したこともないスポーツは控えるべきです。また自己判断しないで医師に相談して、疲れる前にやめるのが基本です。

電磁波

携帯電話、電子レンジ、パソコンなどの電磁波を心配する人は多いでしょう。大丈夫とは言い切れませんが、赤ちゃんに影響する証拠はないようです。また気になるときは電磁波を防止するエプロンがあります。

電磁波は、目と胎児の2つの組織が最も影響を受けやすいとされています。50センチ離れることで届かなくなると言われていますので、使用するときには気をつけるといいでしょう。

電気毛布

妊娠に影響するかは、はっきりわかっていませんが、体温調節という面ではあまりよくないようです。もし使う場合は布団を温めるのに使い、寝るときには消したほうが安心です。

レントゲン(X線検査)

現在のレントゲンの放射線の量が、赤ちゃんに影響する事はまずありえません。時期的には妊娠2週以前の着床前(受精から1週間くらい)の時期なら、赤ちゃんに影響する事はないようです。また今日のレントゲンは子宮を鉛のエプロンで保護していますので、その意味でも心配は要らないでしょう。

家庭用洗剤

影響はないと考えられています。ただしにおいが強い洗剤は吸い込まない、毒物と書いてある洗剤は使わない、換気をきちんとする、ゴム手袋をはめる、などに注意をしてみましょう。

水道水

今まで飲んでいて特に問題がなければ、使用していても構いません。気になるときには浄水器を使う、1度沸騰させるなどの工夫を取り入れましょう。

水道水やペンキ、食器などに鉛が含まれていることがあります。母子共に影響があるとされているので、安全が疑われるときは使わないようにしましょう。

殺虫剤

殺虫剤の中には先天異常を引き起こす物があるようです。なるべく部屋をきれいにすることを心がけ、強力な殺虫効果があるものは使わないようにしましょう。

大気汚染

普段吸っている空気が、いきなり影響する事はないでしょう。しかしたばこの煙に注意する、幹線道路に近づかない、ストーブなどの換気をしっかりする、乗っている車の排気系統をチェックするなど、基本的なことには十分注意しましょう。

妊娠中の車の運転

シートベルトは必ず着用するようにしましょう。出産適齢期の女性の1番の死因は交通事故です。安全で不快感の少ない着用方法は、おなかの下で骨盤を横切るようにベルトを渡す方法です。

ベビー用品

妊娠中にベビー用品を調べたり揃えたりするのは、多くの妊婦さんの楽しみでしょう。実際には用意したものの中には、「まったく使わなかった」というベビー用品が出てくるかもしれません。

赤ちゃんだって好き嫌いがあるし、「お勧め商品」が有効でない場合もあるのです。ただそんなときでも赤ちゃんへの期待を込めてベビー用品を探すのは楽しいものです。

妊婦も「冷え」はいけない?

血流が悪いと酸素が全身に行き届かなくなり、頭痛、肩こり、腰痛などのトラブルを起こしやすくなります。またあなたが冷えていれば、赤ちゃんも冷えているのです。

ストレスが赤ちゃんに影響する?

直接赤ちゃんに影響することはありませんが、胎教的にはよくないのでなるべくリラックスを心がけるようにしましょう。もちろんストレスが精神面ではなく母体にも影響が出ると、赤ちゃんにも伝わります。

サプリメント

多くの医師は日常生活からのバランスがいい栄養を摂取することを勧めています。これはサプリメントの利用が悪いと言う意味ではなく、「サプリで補充すればいい」という安易な摂取方法に問題があるからです。

しかし実際にはひどい「つわり」や働きに出ているなどで、必要な栄養を摂取できていない人が圧倒的に多いようです。日本産科婦人科学会は90%以上の妊婦が葉酸の摂取が足りないと警告を出しています。

関連記事:葉酸と妊娠

むだ毛を処理

妊娠中はホルモンの影響で体毛が濃くなる傾向があります。むだ毛を処理しても何も問題はありませんが、肌が敏感になっているので注意が必要です。






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