妊娠1ヶ月/赤ちゃんの成長
妊娠0週〜3週の赤ちゃんの成長
いよいよ赤ちゃんの成長がスタートします。ではおなかの中の赤ちゃんは、受精したときからどれくらい成長するのでしょうか?
以下に赤ちゃんの妊娠週数から計算する、身長と体重の大まかな測定法があります。赤ちゃんは徐々に規則正しく大きくなるわけではありません。
特に体重の変化は著しく、最後の2ヶ月で一気に2倍の成長を見せるのです。そしてこれは受精卵の重さ(3/1000000g)と比べると、何と10億倍にもなるのです。
| 妊娠月数 (週) | 胎児身長 (Haase法) | 胎児体重 (榊法) |
| 第1ヶ月末(4週) | 1×1=1cm | 1の3乗×2=2g |
| 第2ヶ月末(8週) | 2×2=4 | 2の3乗×2=16 |
| 第3ヶ月末(12週) | 3×3=9 | 3の3乗×2=54 |
| 第4ヶ月末(16週) | 4×4=16 | 4の3乗×2=128 |
| 第5ヶ月末(20週) | 5×5=25 | 5の3乗×2=250 |
| 第6ヶ月末(24週) | 6×5=30 | 6の3乗×3=648 |
| 第7ヶ月末(28週) | 7×5=35 | 7の3乗×3=1029 |
| 第8ヶ月末(32週) | 8×5=40 | 8の3乗×3=1536 |
| 第9ヶ月末(36週) | 9×5=45 | 9の3乗×3=2187 |
| 第10ヶ月末(40週) | 10×5=50 | 10の3乗×3=3000 |
卵子と精子が1つになった赤ちゃんの原型ともいえる、受精卵の重さは、3/1000000g、大きさはわずか0.1oです。
これが出産時には身長が5000倍の50cm、体重が10億倍の3000gになるのですから、いかに大きな成長を遂げるかがわかります。
妊娠1ヶ月の赤ちゃんの成長は、胎芽自身よりも付属器官の発達に焦点が当てられています。これから赤ちゃんが生き抜いていくために、まずは絨毛膜、羊膜、羊水腔、卵黄嚢などの付属器官の完成を急いでいるのです。
赤ちゃんが成長するためには
まずは受精卵に
卵子の命は排卵から半日から1日くらいで、1度の射精で放出される精子の数は2億〜4億と言われています。そしてこの偶然を勝ち抜いた奇跡のような「出会い」が受精卵となるのです。
受精卵の大きさは、わずか0.1ミリです。この受精卵が細胞分裂を繰り返しながらどんどん育っていきます。分裂した細胞は赤ちゃんの本体になるものと、栄養部分になるものと2つに別れます。
着床すると妊娠が成立
無事に子宮にたどり着いた受精卵は、今度は数日かけてフカフカの子宮内膜にもぐりこみます。これが着床でこのときに初めて妊娠が成立します。
胎盤を作り始める
着床後は絨毛(じゅうもう)と呼ばれる植物の根のようなものを張って、胎盤をつくりだします。このときの赤ちゃんの栄養は細胞分裂から完成した卵黄嚢(らんおうのう)から、まかなっているのです。
胎盤の完成
妊娠1ヶ月から胎盤は機能を始めますが、完成するのは妊娠3ヶ月を過ぎるころです。胎盤は赤ちゃんに必要な栄養と酸素を、母体から送ってくれます。赤ちゃんの臨時に製造される「代用臓器」とも言われ肺や消化器、腎臓や肝臓の役目をします。羊水の機能
羊水とは、子宮の中で赤ちゃんを包んでいる水分です。いつも38度くらいの温かさに保たれていて、赤ちゃんをショックから優しく守り居心地のいい状態にしてくれます。
出産時の破水とは卵膜が破れこの羊水が流れ出ることです。出生前、胎児染色体を調べる方法として羊水検査があります。
診察での赤ちゃん
医学的には、妊娠10週(赤ちゃんの胎齢は8週未満)までの赤ちゃんを胎芽と呼びます。妊娠1ヶ月の赤ちゃんは、まだ細胞のかたまりでしかなく、もちろん人の形もしていません。
胎のうの確認
妊娠1ヶ月では胎のうは確認できません。胎のうが確認できるのは妊娠4週の終わりから5週にかけてで、約3ミリ程度の点がポツンと現れます。この頃に病院に行っても、「また2週間後に来てください」と言われます。
妊娠0週0日とは
妊娠0週0日とは最終月経の始まった日です。出産予定日はこの日から280日目になり、妊娠週数でいうと40週の最初の日が出産予定日です。
このころの赤ちゃんの妊娠週数でいうと、次回の生理予定日が「妊娠4週0日」になります(生理周期が28日の人)。
子宮外妊娠
受精後に、卵管膨大部にいた受精卵は3〜4日かけて卵管を通り子宮を目指すことになります。このとき子宮以外に根をはってしまうことがあり、これを子宮外妊娠といいます。
赤ちゃんが育つスペースはありませんから、妊娠の継続は不可能になります。もし病院に行っても胎のうの確認と同様で、妊娠1ヶ月では子宮外妊娠を判断することは出来ません。
