分娩監視装置(ぶんべんかんしそうち)
分娩監視装置(EFM)とは、陣痛曲線と超音波を利用して心拍数、胎動、子宮収縮の状態を調べる装置です。分娩監視モニター、胎児モニター(外測モニター)ともいいます。
分娩監視装置はおなかに2つの装置をつけてベルトで固定します。1つは超音波によって胎児の心拍を測定するもので、もう1つは感圧式の測定によって陣痛の強さと持続時間を測ります。測定された値は分娩監視装置のモニターに表示され、また記録紙にプリントされるので赤ちゃんの心拍数や陣痛の状態が一目瞭然になります。
分娩監視装置はかなり古く、1950年代に開発され1960年代から普及しています。分娩監視装置のモニタリングの有効性は証明されておらず、以前は不必要な帝王切開を招くケースもあったようです。現在ではドップラー聴診器との大きな違いもあまりないことがわかっています。
しかし分娩監視装置は、記録紙を残すことによって数値を連続的に観察が可能なこと、客観的に捉えることができること、ハイリスク妊娠の変化に早急に対応が可能なこと、妊婦の目にも状態が確認できるなどのメリットがあります。
子宮内圧
| 子宮口開大 | 4〜6cm | 7〜8cm | 9cm〜第2期 |
| 平均陣痛 | 40mmHg | 45mmHg | 50mmHg |
| 過強陣痛 | 70mmHg以上 | 80mmHg以上 | 55mmHg以上 |
| 微弱陣痛 | 10mmHg未満 | 10mmHg未満 | 40mmHg未満 |
陣痛周期
| 子宮口開大 | 4〜6cm | 7〜8cm | 9〜10cm | 第2期 |
| 平均陣痛 | 3分 | 2分30秒 | 2分 | 2分 |
| 過強陣痛 | 1分30秒以内 | 1分以内 | 1分以内 | 1分以内 |
| 微弱陣痛 | 6分30秒以上 | 6分以上 | 4分以上 | 初産:4分以上 経産:3分30秒以上 |
陣痛持続時間
| 内測法 | 外測法 | ||
| 子宮口開大 | 子宮口開大とは無関係 | 4〜8cm | 9cm〜第2期 |
| 平均陣痛 | 50秒 | 70秒 | 60秒 |
| 過強陣痛 | 1分30秒以上 | 2分以上 | 1分30秒以上 |
| 微弱陣痛 | 30秒以内 | 40秒以内 | 30秒以内 |
表参考:日本産科婦人科学会
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